説明
力と権威の象徴 ジャガーのお面
古代メソアメリカでは、ジャガーは力の象徴として神話や文化に欠かせない存在でした。ジャガーのお面を着けた神官は、ジャガーの力と権威をその身に宿して儀式を執り行ったのでしょう。頬の赤い筋は血が流れた跡を表しています。生贄を捧げたり、自ら血を流すことも神聖な行為だったのです。
ジャガー神官の壁掛けはエルサルバドルの陶芸作家の手によるものです。美しいものだけでなく、マヤ文化や歴史に関連したものを作りたいという作家の思いから作られました。ちなみにこの作品の赤やオレンジ色は熱帯アメリカ原産の紅の木の種から採れる食用色素を使っているそうです。